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「行幸」(みゆき)は、『源氏物語』五十四帖の巻名のひとつ。第29帖。玉鬘十帖の第8帖。巻名は玉鬘と光源氏の歌「うちぎらし朝ぐもりせしみゆきにはさやかに空の光やは見し」および「あかねさす光は空にくもらぬをなどてみゆきに目をきらしけむ」による。 ==あらすじ== 光源氏36歳の冬から37歳の2月までの話。 12月、冷泉帝の大原野への行幸が行われ、玉鬘も見物に参加した。初めて実父(内大臣)を見た玉鬘だったが、それ以上に(源氏にそっくりな)冷泉帝の端麗さに見とれる。そんな心中を見透かしたように、源氏は玉鬘に尚侍としての出仕を勧めた。 源氏は玉鬘の裳着を急ぐかたわら、実父・内大臣に腰結いの役を頼むが、玉鬘が実娘とは知らない内大臣は母大宮の病を口実に遠慮する。そこで源氏は自ら大宮の見舞いに参上し、大宮と(後から来た)内大臣に玉鬘の素性を明かした。内大臣も今度は喜んで腰結いを引き受け、裳着当日ようやく親子は対面を果たした。やがて事の次第が世間にも漏れ、近江の君は玉鬘ばかりが誰からも大切にされるのを羨んで、ますます周囲にからかわれた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「行幸 (源氏物語)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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